音楽ライターの印南敦史さんによると、「ニュージャックを引きずらずにヒップホップ・ソウルが登場するこの年こそ、90年代音楽のはじまり」と定義されている。なんと的を射た言葉なのだろうか。
それほどの衝撃をもって現れたのがメアリー・J.ブライジ(Mary J. Bride)である。サンプリング、ループなどヒップホップの要素を取り入れ、ストリート感を強めながらも歌が主役。ショーン”パフィ”コムズ(Sean "puffy" Combs)の戦略もさることながら、シーンに大きな衝撃を与えた。R&Bとヒップホップが、さらなる融合を深めていった、そんな年である。
また、コーラス・グループは、ボーイズⅡメン(BoyzⅡMen)が「End Of The Road」で、ビルボード・チャート12週連続No.1を達成し、シルク(Silk)、ポートレイト(Portrait)などの実力派グループがデビューしている。
(2005.11.25)
-1992年にリリースされた作品-
/ AL B. SURE!
/ BIG BUB
/ MEN AT LARGE
/ CHUCKII BOOKER
『Tribes,Vibes+Scribes』
/ INCOGNITO
/ PORTRAIT
/ RUDE BOYS
/ THE ISLEY BROTHERS
『Praise the Eternal』
/ CHRIS JASPER
『It's About Time』
/ SWV
『Lose Control』
/ SILK
『Deepa』
/ TROOP
『Here I Go Again』
/ GLENN JONES
/ DOUBLE ACTION THEATRE
『No Money No Honey』
/ PO' BROKE 'N LONELY?
/ JOE PUBLIC
/ GENE RICE
/ SHOMARI
/ LORENZO
/ 3 SHADES BROWN