いまさら言うほどでもありませんが…
R&Bを語る上で欠かせないのはプロデューサーの存在。
アーティストを演者とし、音世界を総合芸術として錬金し、発表しているのは彼らに違いないと考えています。ここでは、プロデューサーにスポットをあて、その仕事ぶりを確認してみたいと思います。
様々なスタイル
ひとえにプロデューサーといっても、A&Rのようなスーツサイドから職人気質まで、様々な特徴の方々がいらっしゃいます。
代表的なところでは…
■アーティストとしても活躍
・ジャム&ルイス(Jimmy Jam & Terry Lewis)
・LAフェイス(Antonio “L.A.” Reid & Babyface)
・テディ・ライリー(Teddy Riley) etc
■裏方中心の職人肌
・ダラス・オースティン(Dallas Austin)
・ブライアン・マイケル・コックス(Bryan-Michael Cox)
・ヴィンセント・ハーバート(Vincent Herbert)
・エドウィン・ニコラス(Edwin Nicholas) etc
■ヒップホップとの境目を自由に行き来
・ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)
・ジェイムス・ポイザー(James Poyser)
・マイク・シティ(Mike City) etc
■ジャズ畑からクワイエットな音を提供
・クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)
・ジョージ・デューク(George Duke)
・マーカス・ミラー(Marcus Miller) etc
■経営サイドが中心
・クライヴ・デイヴィス(Clive Jay Davis)
・キダー・マッセンバーグ(Kedar Massenburg) etc
などなど…。ここに挙げたひとつのスタイルだけでなく、いろいろなことをしなやかに組み合わせている人たちがほとんどです。彼らのことを知ることで、さらにR&B,ソウルの世界を楽しめることは間違いありません。
それでは、プロデューサーの敏腕な仕事ぶりを確認してみましょう。