ロサンゼルス出身。本名:ロバート・チェヴィス(Robert “Bobby C” Chevis a.k.a.Athemus Chevis)。兄のルニー・レイ(Raymond “Runni Rae” Chevis)、ルーシャス(Bryant “Lucious” Woodert)、アンドレ・アレン(Andre “Dre” Allen=ドーン・ロビンソン(Dawn Robinson)の旦那様)とともに、4人組みのグループ、フォー・エグザンプル(Ⅳ Xample)のリードシンガーとして95年にデビューする。
グループは、ファースト・シングル「The Swang」をリリース。ロスのローカルラジオ局からじわじわとヒットしていった。ボーカル・グループ人気もひととおり落ち着いた当時であったが、MCAが力を入れていたのを思い出す。その影響もあってか、いきなり「I'd Rather Be Alone」がビルボード・チャートを38位まで駆け上がった。順調にセルフ・タイトルのアルバムもリリースした。
しかしながら、この1枚をもってグループは活動停止。原因はMCAの社長の交代にあった。スタッフも全て代わってしまい、もともとソロ思考の強かったBCが脱退したのである。
その後、レッド・アント(Red Ant)からソロ・アルバムを発表する予定だったが、今度は会社が倒産。お蔵入りとなってしまう(06年にリリースされた)。そうしたごたごたに、巻き込まれた結果、インディから作品をリリースすることが妥当と考えたのだろう。05年にインディから2nd『Candyman Love Letter』をリリース。ようやくソロデビューに至った。
その後、ライブ盤のリリースなどはあったものの、新作のリリースはなく、消えてしまったか…そう思っていた2013年に、久しぶりにアルバムを発表。こういったアーティストが残りづらいシーンだけに、嬉しいニュースであった。
(2006.01.13/2014.09.28)