『Whip Appeal』(1999.01.05)

－Nice’n Slow vol.3－

ベイビーフェイスの世界観を中心に

第2弾を作った直後に、次のメイン曲に…と考えていた②「Tears / アイズレーブラザーズ(The Isley Brothers feat.R.Isley)」。ベイビーフェイス(Babyface)作の名バラードだ。そう考えているうちにニュージャック色の濃いアルバムから⑪「Do What I Gotta Do / ラルフ・トレスヴァンド(Ralph Tresvant)」という傑作、曲調にジェラルド・リヴァート(Gerald Levert)のゴスペルからの影響を垣間見れる⑭「My Side Of The Bed / LSG」など頼もしい曲が次々思いついた。

アルバムとしてはベイビーフェイスの⑤から⑧までのエロすぎる4連発！特に⑦「Good　Girls / ジョー(Joe Thomas)」は、vol.2収録の「No One Else Comes Close」でのアコースティック感から一変。こういうギャップが女性は好きなんだろうなぁ～。また、ポップになりがちなマライア(Mariah Carey)だが、⑬「Babydoll / マライア・キャリー」は別。オクターブ数を活かした曲、まさにマライアだから歌えるのだと思う。ここにこそ彼女の復活のカギがあるような気がする。

(2005.11.07)