マイアミ出身のトリオ。インディからのリリースで、当時からメンバーの出自などの詳細は不明だった。
ギターを担当し、ほとんどの楽曲を手がけているデヴィッド・バトラー(David Butler)、ドラム・パーカッション・キーボードと多彩な才能を見せるザリック・ジャクソン(Zarick Jackson)、ラップもこなすピート・タインデール(Pete Tyndale)の3人は、91年にスピークライン・レコード(Spicline Records Inc)を立ち上げるも、主だった活動が出来ぬまま、フェイ・レコーズ(Faye Records Inc)に名称変更。95年に『Spicline』をリリースする。おそらく1stがリリースされる前に出廻っていたミニアルバム『Spee-Kline』も2000年にリリースされたが、当然のようにファーストと楽曲が重なっていたり、ジャケットが微妙だったりと、売れる兆しが無いまま解散してしまったようだ。
その後の各人の活動を終えたのは、ザリックのみ。2008年にソロアルバム『It Is On Tonight』、2019年にミニアルバム『Make Love』をリリース。現在もマイアミで活動を続けているようである。ザリックの上記作品は、Spotfyで聴くことが可能である。
(2021.08.24)