テネシー州メンフィスを拠点に活動。ソウル、R&Bの世界では、「ハイ・サウンド、ウィリー・ミッチェル(Willie Mitchell)、アル・グリーン(Al Green)」といったキーワードを連想させる。そして、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)、モーリス・ホワイト(Maurice White)、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Randall Timberlake)の出身地であることも知られている。また、ヒップホップの地としても有名であり、昔から音楽の主要都市であったことは間違いない。
その地で1997年頃から、ニュートラル(Neutral)というグループで活動。2000年頃からソロ活動に転じた。2004年に1st『New Luv』をインディよりリリース。しかし、これは成功したといえるレベルにはなかったようだ。
転機が訪れたのは2010年。今やメンフィス・インディ・ソウル界の重鎮と言われているJ・ダヴ(Johnathan ”J-DAV“ Davenport)との邂逅を果たす。たまたまデュアンのライヴをみたJ-DAVと意気投合。デュアンを自身のレーベル”DBJ Entertainment”に招き入れる。翌年、2nd『Sycamore & Riley』をリリース。1stとは比較にならないほど濃密な作品だったようだ(筆者執筆時点で未聴)。
また、現地で開催されていたボビー・ウーマック(Bobby Womack)が主催していた「SCM[1] R&B of The Artist Year」において、2011、2012年と、2年連続で優勝。ようやくその実力が認められる。
その勢いを保ちつつ、日本デビュー盤となった3rd『I Am Duane Scott』をリリース。西崎信太郎氏のプッシュもあり、名曲「Late Nite Rendezvous」という名曲をここ日本でも知られる存在になった。
(2016.08.26)