ここではブラックミュージックシーンを1年単位で振り返り、その時流の音とともに、その年に発売された作品をご紹介していきます。
といってもR&Bの誕生から振り返っているわけではありません。自分が興味を持ち始めたムーブメントである“ニュー・ジャック・スウィング(New Jack Swing)”を筆者のルーツと考え、その誕生と考えられている1987年(S62)を起点としました。
そう言っておきながら、今後遡っていくことも考えています。その理由として、筆者の敬愛するジェラルド・リヴァート(Gerald Levert)がグループ・デビューしているのがそれ以前であるということ、カシーフ(Kashif)やグレン・ジョーンズ(Glenn Jones)らが活躍したキラキラした時代、アニタ・ベイカー(Anita Baker)『Rapture』の世界観を改めて学び直したいと考えていること、という2点が挙げられます。…相変わらずいつになるのか…まったく当てにはならない話ですみません。更にメイズ(Maze featuring Frankie Beverly)に従っても振り返りたいとか、リオン・ウェア(Leon Ware)を軸に…など、思っていることはたくさんあるのですが…。
それでは、当時のご自身と照らし合わせながらリリースされた作品を思い返してみてください。各年とも右上に簡単な年表を掲載しておりますので、世相とともにご覧ください。
(2015.05.14)