偏見と言われるだろうが、ソウルってやっぱりアフリカン・アメリカンには勝てないと思っている。育った環境、信仰心、ゴスペルの影響などなど。日本人には到底及ばないと思っている(だからといって、日本人のアーティストを否定するわけではないし、よく聴いたりもします。)。しかしながら、ここで紹介したいのは白人であり、UKのミック・ハックネル(Mick Hucknall)を中心としたシンプリー・レッド(Simply Red)。「Holding Back The Years」は、アイズレーズ(The Isley Brothers)もカヴァーしたソウルの名曲である。この曲がUSでもヒットしたことにより、彼らが全世界で知られるアーティストになった。
ほかには、②「Twisted / キース・スウェット(Keith Sweat)」、⑨「I Care About You / マイルストーン(Milestone)」、⑫「Let Me See The Sun / ソロ(Solo)」などの名曲は後にアルバム・レヴューするだろうから、そちらにゆずって、ここではジャンルを超えて⑥「Tell Me Why / フランキー・ナックルズ(Frankie Knuckles)」を挙げたい。ハウスはあまり聴かない筆者だが、この曲は切なすぎる。そこに乗っかるADEVAの声も説得力充分。同じくハウス出身の①「I Will Survive / シャンティー・サヴェージ(Chantay Savage)」も、カヴァ曲とは思えないほど、スロウに変身し、一気にソウル感を増殖させた。
(2005.11.29)
01.I Will Survive
/ CHANTAY SAVAGE
02.Twisted
/ KEITH SWEAT
03.Holding Back The Years
/ SIMPLY RED
04.Soul Of A Woman
/ KELLY PRICE
05.Slow Jam
/ USHER
06.Tell Me Why / FRANKIE
KNUCKLES feat. ADEVA
07.Start Me Up Again
/ LEVERT
08.Special Gift / THE ISLEY
BROTHERS feat. R.ISLEY
09.I Care About You
/ MILESTONE
10.Share My Song
/ DANACEE
11.Leave Well Enough Alone
/ UNCLE SAM12.Let Me See The Sun
/ SOLO
13.Love Will Be Wating At Home
/ FOR REAL
14.Who Needs Tomorrow
/ C.D.B.
15.Drove Me To Tears
/ LSG
16.Oh So Beautiful
/ CURTIS MAYFIELD