モータウン(Motown)からデビューした、これ１枚で消えてしまった実力派グループ(ありがち)。
カリフォルニア州に駐屯していた海軍兵、ブルックリン出身のジェイソン・ヒバート(Jason “Baby” Hibbert)と、カンザスシティ出身のケリー・ジャクソン(Kelly Jackson)の2人は、他2名を誘い、カルテットのコーラスグループを結成。コカ・コーラのCMに抜擢されることになり、いきなりレコード会社からのオファーが殺到する。ジェイソンとケリー以外の2人はプロになることを拒んだため、同じ海軍の兵士であった、ケリー・ジョンソン(Kerry Johnson:コンプトン出身)とゼイヴィア・プレストン(Xavier Preston:シカゴ出身)の2人を加え、デビューすることになった。
デビューアルバム『Soultry』がリリースされたのが95年。ニュージャックを消化し、ヒップ・ホップ・ソウルの黎明期及びボーイズⅡメン(BoyzⅡMen)やジョデシー(Jodeci)フォロワーたちの影響など、時流の刺激を充分に吸収しつつ、伝統的なソウルマナーも充分に感じさせる良作として語り継がれている。
(2007.06.27)
