ニュージャージー州パターソン出身。ケニー・ケリー(Kenny Kelly)、チル(Anthony “Chill” Fuller)、ドゥウェイン・ジョーンズ(Dwayne “Stylz” Jones)、スティーブン・ケイパース(Steven Capers)、マイケル・ベスト(Michael Best)の5人で高校在学中に結成された。
1989年の映画『Lean On Me』のサントラに収録された「Everybody Is Somebody」でシーンに登場。1991年に1st『Riff』で正式にデビューする。R&Bチャート6位を記録した「My Heart Is Failing」、その勢いを保ったままカットされたシングル「If You're Serious」(同チャート7位)など、ヴォーカル・グループが量産されていた当時のシーンに寄り添い、バラードを中心とした聴かせるグループといった印象を残した。
そのイメージを払拭するかのように、1stリリース後、L.L.クール J(L.L.Cool J)やヴァニラ・アイス(Vanilla Ice)などヒップホップ・アーティストのツアーに同行。それが理由なのか、続いてリリースされた2nd『To Whom It May Concern』ではアップが充実。R&Bチャート91位と振るわなかったが、リードシングルとなったのは「Judy Had a Boyfriend」で、バラードだけじゃないところをしっかり証明してくれた。
そうなると次の作品で真価が問われるところだったのだろうが、グループは分解。チル、ドゥウェイン、マイケルの3人は、当時テディ・ライリー(Teddy Riley)が力を注いでいたグループ、メン・オブ・ヴィジョン(Men Of Vizion)に合流することになる。ちなみにそこでは、ドゥウェインはスタイルズ(Stylz “Thug E. Stylz”)、マイケルはニッティ(Nitti Green “Slick Money Cancer”)と名乗っている。
こうして自然消滅したと思われていたグループだが、2006年にmyspaceを開設。ケニーを除く4人で再出発している模様だ。すぐに作品を届ける…的なことを書いているが…2011年以降、Webサイトは更新されていない。
(2012.09.30)