シカゴ勢の活躍が目立った。カニエ・ウェスト(Kanye Omari West)は、R&Bとヒップホップの“良い関係”を作るのがうまい。前年より好調維持したR.ケリー(R.Kelly)は“ステッパー”だけでアルバム1枚を作るという、売れている人しかできない業を成し遂げた。歌を重視したダンス感は、古いソウルファンも喜んだハズ。
インディ・ソウルでもいい作品が連発されるようになり、徐々にインディ“落ち”という言葉がふさわしくなくなってきている。アーティストが本当にやりたいことをするならば、インディを選ぶという選択肢になったといえる。
歌物といえば、“クランク&B”の誕生だ。これによるアッシャー(Usher)の活躍は目覚しかった。女性陣もシアラ(Ciara Princess Harris)が同じ路線でヒットした。
また、レイ・チャールズ(Ray Charles Robinson)が6月に、リック・ジェイムス(Rick James)が8月に死去。レイは、死後となってしまうが、グラミーの主要4部門のうち、最優秀アルバム、ソングの2冠を獲得する。
(2005.11.26)
-2004年にリリースされた作品-
/ GERALD LEVERT
/ THE O'JAYS
/ GENO YOUNG
/ CARL THOMAS
/ MYRON
『Music From My Mind』
/ KASHIF
/ HONEY BROWN
/ SAMSON
『After Hours』
/ RAHSAAN PATTERSON
『Stronger Everyday』
/ JON B
『Imitations Of Life』
/ H-TOWN
『Adventures
In Black Sunshine』
/ INCOGNITO
『Profyle: Liars! Cheters!』
/ PROFYLE
『Hurt No More』
/ MARIO WINANS
『Throwback vol.1』
/ BOYZ Ⅱ MEN
『The Sensual Collection』
/ SMOOTH APPROACH
/ DUBBEL M-PAQ
『Passion & Definition』
/ ZO!
『Urban Eclecticism』
/ DEVON HOWARD