マイアミ出身の4人が、ケンタッキー州出身のロバート・ライト(Robert “K-LOVE”Wright)とタレントショーで邂逅をはたし、クインテットとしてスタート。写真の左から、デイヴ・ジョンソン・ジュニア(Dave “D KOOL”Johnson Jr.)、フェルナンド・プリンストン・チェリー(Fernandez “SIMPLY PRINCE” Chery)、エドワード・フェイソン(Edward “L.A.” Faison)、ロバート・ライト、ウェイン・モリス(Wayne “DIMON” Morrison)である。
1989年に地元マイアミのインディレーベル、サイントン・レコード(Cyntone Records)から、1st『Faze1』をリリース。当時はニュージャックのグループには追い風であった背景があったと思われるが、RCAとメジャー契約を行い、1stを焼き直して『Love Games』として再リリースを行った。
しかしながら、ニュージャックスウィングのブームが落ち着いてくるとともに、ディールを失う。そして、デイヴとフェルナンドはグループを離脱。残されたメンバーは、共通の知り合いだった、ジョージ・マッケンジー(George Mckenzie)を迎え入れ、活動を再開する。
1995年には、(おそらく)自分たちで立ち上げた、アーバン・スターリング・エンターテインメント(Urban Sterling Entertainment)から2nd『Love Affairs』をリリース。1stのニュージャック色はそこには無く、スロウ中心の作風になっていた。
1997年には3rd『Cold Sweat Again』がリリース。この頃にはトリオという形態になっていた。この作品がインディの、グランド・アベニュー・レコード(Grand Avenue Records)からわずかな枚数しかリリースされず、お宝盤になっている。
2009年には、ロバートが発起人になり、リユニオン盤『UnfinishedBusiness』をリリースするという動きもあったのだが、結局お蔵入りしているようだ。
(2021.05.15)