1982年、ミシガン州フリントで結成された６人組ヴォーカル・グループ、レディ・フォー・ザ・ワールド(Ready For The World)のリード・ヴォーカリスト。同グループは、デトロイトのラジオ局でデビュー曲「Tonight」がヒットし、それをうけ84年にMCAと契約。セルフ・タイトルの1st(R&B第3位)からは、なんと6曲もシングルカットされるほどの人気であった。当時は、プリンス(Prince)やザ・タイム(The Time)などのミネアポリス全盛期。その影響を隠すことなく表現している「Oh, Sheila」が、全米1位を獲得。いきなり第一線へ登場した。
その後のシングルは、バラードばかり。グループとしての方向性、実力などを表現した。解散までに4枚のアルバムを発表。前出の「Oh, Sheila」ほどのヒットはなかったものの、完成度の高い作品を残してくれている。
1994年にソロ第1弾『Ghetto Love』を発表。スロウ中心の濃密な作品を届けてくれた。2000年には２nd『Bedroom Stories』をリリース。カール・ローランド(Carl Roland)が大きく関与し、ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)までも参加している。
(2006.02.09)
