『Faded Picture』(2001.09.24)

－Nice’n Slow vol.11－

シャーデー・アデュ(Sade Adu)の存在感

アイズレーズ(The Isley Brothers)の⑤「If You Leave Me Now」(シカゴ(Chicago)のカヴァー)に感動して、作り始めた11作目。ロナルド・アイズレー(Ronald Isley)は、たとえシカゴの曲でも、簡単にソウルしてしまう…。古い言葉になるが、この人の“専売特許”ってヤツなのだろう。

シャーデー・アデュー(Sade Adu)の声で久々の新曲である①「By Your Side / シャーデー(Sade)」。このリラックスした音をどうしても１曲目にしたかったことと、続く②「Faded　Picture / ケイス&ジョー(Case and Joe)」～③「Girl Nextdoor / ミュージック・ソウルチャイルド(Musiq Soulchild)」へと続く連鎖反応が好きで、何度もリピートしてしまったことを思い出す。

また、⑧「The Love We Had(Stays On My Mind) / ドゥルー・ヒル(Dru Hill)」は、デルズ(The Dells)のカヴァー。このカヴァーでデルズは再び注目を浴び、新作も届けてくれた。こういったベテランと若者の連携が、もっともっと増加することを期待したい。

(2005.12.01)