本名はアレン・ゴードン・ジュニア(Allen Gordon Jr.)。プロデュース業ではオールスター(Allstar)という屋号を掲げている。
1993年のSWVの1st『It’s About Time』などからキャリアを開始。彼女たちの名刺代わりだった楽曲、マイケル(Michall Jackson)のカヴァ的な「Right Here/Human Nature(Human Nature Radio Mix)」や、2nd収録の「I'm So Into You(Allstar's Drop Radio Mix)」など、アルバム収録楽曲も含めて深く関与した。
ブラクストンズ(The Braxtons)、チェンジング・フェイシズ(Changing Faces)らの女性ヴォーカル・グループでのサポートで腕を磨きつつ、ジェラルド(Gerald Levert)との邂逅。エドウィン・ニコラス(Edwin Nicholas)からも多くのエッセンスを得たことだろう。
それが良い方向に動いたことを証明したのがジョー(Joe Thomas)の『My Name Is Joe』。このあたりからその名前を全国区にしていく。その結果、翌年はルーサー(Luther Vandross)、コフィ・ブラウン(Koffee Brown)、アルーア(Allure)など立て続けに仕事をこなしている。
その後、勢いは落ち着いたが、良質の仕事ぶりを発揮。前出のジョーとの関係はもちろん、デイヴ・ホリスター(Dave Hollister)、ドーン・ロビンソン(Dawn Robinson)、マリオ(Mario)、タイリース(Tyrese)などへのサポートを行った。
(2015.08.24)