70年代から80年代初頭に、ゴスペル~ソウル界で活躍したD.J.ロジャース(D.J.Rogers)。アース・ウィンド&ファイア(Earth,Wind & Fire)のカリンバ・プロダクションにも所属していた。その息子がこのD.J.ロジャース・ジュニア(D.J.Rogers,Jr.)である。
1993年に映画『アバーヴ・ザ・リム(Above The Rim)』のサントラに収録された「Doggie Style」でシーンへ登場。このままアルバムもリリースと思われたが、裏方業に徹する。フェイス・エヴァンス(Faith Evans)やカール・トーマス(Carl Thomas)らに楽曲を提供していた。
2002年、キダー・マッセンバーグ(Kedar Massenburg)が社長だったころのモータウンからアルバム『Emosoul』をリリース…のはずだったが…お蔵入り。キダーを殴ったとかいう噂もあるのだが…真実は闇の中である。しかし、幸いにもその作品も市場に流失。日本ではサムズ・レコード(Sam’s Records)のおかげで入手された方も沢山いたようだ(ちなみに筆者はオークションで入手)。
(2015.08.02)