『The Drama』(1999.11.14)

－Nice’n Slow vol.5－

国内盤ボーナス・トラックの魅力

プリンス(Prince)らしさが炸裂している⑭「The Drama / シャカ・カーン(Chaka Khan)」。狂おしいほどのソウル・バラード。もちろん、シャカの歌声があってこそだろうが、本当に切ない。締め付けられそうなほど、切ない…。

カヴァー曲っていうのは、原曲に追随するものは少ないのだが、③「(At Your Best)You Are Love / アリーヤ(Aaliyah)」の出来は素晴らしすぎる。普段ソウルとか聴かないウチの親父も、「これはいい曲だな」って言っていたことを思いだす。これもR.ケリー(R.Kelly)の力と言ってしえるのだろうか。

プロデューサー力で、といえばこれも。⑪「Nobody's Supposed To Be Here / デボラ・コックス(Deborah Cox)」。シェップ・クロフォード(Shep Crawford)の仕事の中でも一番大好きな曲である。ちょっと下世話なつくりではあるが、それがまた良い。

LSGのは国内盤ボーナストラックの⑫「The Check Is In The Mail / LSG」。この楽曲が輸入盤には入っていない…。輸入盤で購入された方は、是非国内盤も揃えていただきたいと言ってしまいたくなるほどの楽曲である。

(2005.11.29)