イリノイ州シカゴ出身。父親(Pastor W.J. Campbell)が歌い手だったこともあり、16歳でツアーに参加。ワイナンズ(The Winans)のレコーディングなどに参加していたようだ。その活動が認められたのか、1994年にキャピタル(Capitol Records)と契約。翌年にシングル「When You Cry I Cry」でデビューする。その後、1st『Never Let You Go』もリリース。R&Bチャート29位まで上昇した。翌年には500,000枚も売れたサウンドトラック『Dead Presidents』に収められた「Where Is The Love」(ジェシー&トリナ(Jesse&Trina)名義)もスマッシュヒットし、テレビなどにもよく登場していたようだ。
こうして成功を手にしたジェシだったが、ゴスペルの世界への転向を決意する。しばらく音沙汰がなかったが、21世紀になった現代らしく、jessicampbel.comを設立。そこから2006年に『Hymns From The Heart Vol.1』という、いかにもなタイトルの2ndをリリース。そして2009年には3rd『Sessions: A Musical Compilation of Songs』、さらにどういうわけか2009年『Not Easily Broken』という映画で銀幕デビューも。
彼の周辺がにぎやかになっていることは、テノールファンを喜ばせている。セキュラーへの復帰もありそうな動きは見せているが、果たして…。
(2010.10.31)