やはり女性陣の勢いが止まらない。ビヨンセ(Beyoncé)の「Crazy In Love」はもちろん、アシャンティ(Ashanti)、メアリー・J(Mary J. Blige)、そして極めつけはアリシア・キーズ(Alicia Keys)だ。発売月の関係もあり、アルバムを04年のベストとする雑誌などもあるが、それだけロング・セールスを記録したということであろう。「If Ain't Got You」は本当に名曲だと思う。
R.ケリー(R.Kelly)が孤軍奮闘していた感のある男性陣は、後半からが巻き返し。ミュージック・ソウルチャイルド(Musiq Soulchild)、デイヴ・ホリスター(Dave Hollister)、そしてアンソニー・ハミルトン(Anthony Hamilton)のデビューには、流行に左右されることないソウルとして、「良いものは良い」ということを証明した作品。こういったアルバムがシーンをにぎわせてくれると、なんだか安心してしまう。
グラミーはアウトキャスト(OutKast)が受賞。ベテラン勢では、ルーサー(Luther Vandross)が復活作『Dance With My Father』で受賞。ベテランといえば、バリー・ホワイト(Barry Eugene White)が残念ながら7月に死去している。
(2005.11.26)
-2003年にリリースされた作品-
/ GERALD LEVERT
『And Then...』
/ JOE
『LSG2』
/ LSG
/ MUSIQ SOULCHILD
/ TYRESE
/ DWELE
/ JESSE POWELL
/ BIG JIM
『Level Ⅱ』
/ BLACKSTREET
『Life After Def』
/ MONTELL JORDAN
『Do It』
/ ROME
『Silktime』
/ SILK
『Private Room』
/ AVANT
『Hard』
/ JAGGED EDGE
『Real Talk』
/ DAVE HOLLISTER
『The Best Of Renaizzance』
/ RENAIZZANCE
『Comfort Woman』
/ Me'SHELL NDEGEOCELLO
『One Kiss』
/ SMOOTH APPROACH
/ KALVIN BISHOP
『Eclectic Bohemian』
/ GARY TAYLOR
/ ON POINT
『Ready Or Not』
/ DEVANTÉ
『Comin' From Where I'm From』
/ ANTHONY HAMILTON