デトロイト出身の3人組。ボディ(Body)とは妖艶なグループ名だと思いきや、何と3人の苗字。12人いる“BODY”姉妹の下3人であるフランシーナ(Francina)、レティシア(Letitia)、ペギー(Peggy)で構成されている。
ニュージャック前夜の1987年に1st『Body』でデビュー。マイケル・J・パウエル(Michael J. Powell)がプロデュースにあたっており、時代背景にフィットしたヴォーカルを活かしたコンテンポラリーな作品となった。クワイエット・ストームの時流の中、「Middle Of The Night」「Possession」の2曲がヒットした。
1990年に2nd『Easy To Love』をリリース。この間に時代はすっかりニュージャック一色に。その背景も手伝って、プロデュースにティミー・ギャトリング(Timmy Gatling)を招いている。しかし、ここで手腕を振るったのはアンジェラ・ウィンブッシュ(Angela Winbush)。本家ロナルド・アイズレー(Ronald Isley)まで担ぎ出した「Footsteps In The Dark」はR&Bチャート15位まで駆け上った。チャート上では、次のシングル「Touch Me Up」に譲った(R&B12位)が、後世に語り継がれたのは前者であった。
(2012.04.09)