ニューヨーク・ブルックリン生まれ。サウス・カロライナ(South Carolina)育ち。本名:マーク・ルイス・ミドルトン(Mark Lewis Middleton)。
1992年に、のちにともにブラックストリート(BLACKSTREET)に参加することになるエリック・ウィリアムス(Eric Williams)と音楽活動を開始する。94年にモータウン(Motown)のヴォーカル・グループ、ブリック・シティ(BRIK CITI)のメンバーとして表舞台に登場する。ニュージャック成熟期のグループらしい音作りのセルフ・タイトル作をリリースするも、セールス的には振るわず、わずかこの1作を残して消えてしまう。
96年、友人であったチャウンシー・ハンニバル(Chauncey Hannibal)に誘われる形でブラックストリート入り。2nd『Another Level』からの参加となる。グループは、シングル「No Diggity」は、Billboard Hot 100、R&Bチャート双方をを制覇。アルバム自体もR&Bチャートを登頂、POPチャートでも3位という大成功を収めた。
しかし、98年に金銭問題からグループを離脱。2000年にクインシー・ジョンズ(Quincy Jones)のクエスト(Quest Records)から、ソロアルバム『My Turn-My Time』をリリース…する予定が、お蔵入りになってしまう。
03年にはグループに復帰し、4th『Level Ⅱ』に参加。数字的には2ndほどは出せずに終わっている。この後はグループと”付かず離れず“のような位置で活動を行っている。
ちなみにその後のグループのメンバーは、訴訟を起こしたり、起こされたり、仲良く再結成したと思ったら“The Real Blackstleet”“MERJ”を名乗ってみたりと、その落ち着きのない活動は相変わらず。しかし、2020年現在もライヴ・ツアーを行っているところがすごい。マークはMERJに参加し、欧州を中心にライヴを行っている様子。テディとの訴訟に敗れたようだが、果たしてこの活動は続けられるのだろうか。
(2020.02.15)