オハイオ出身。マッキャン兄弟を中心にを77年に結成[1]されたシカゴ・ギャングスターズ(Chicago Gangsters)を母体としている。5枚のアルバムを残したが、鈴木啓志先生によると、“ファンクはダサくて、むしろバラードの良さがグループ・ファンに支持されていた” [2]とのこと。筆者未聴だが、なんとなく憎めない、イナタイ感満載のグループなんだろうなと想像してしまう(この辺の香りがオハイオ出身=もちろん褒め言葉です。もっとも、彼らはシカゴを名乗っているわけなのだが…) 。
その後、グループを解体し、再構築。ランプルスティルトスキン(Rumple-stilt-skin)として1枚の作品を残し、さらにアイビー(IVY)と改名。しかし、その実、ほとんどがギャングスターズの面々。それゆえ、名前を変えるのはなぜ…??と考えてしまう。結局84年から87年に3枚の作品を残している。こちらもやはりバラードの評価が高いようである。
そして、またしてもメンバーがあまり変わっていないが、名義をランプルスティルトスキン(Rumplestiltskin)と改める。何故、“グリム童話”から名前を拝借したのだろうか。読みづらくて仕方ないのだが…。
さらに改名。マックス&ランプルスティルトスキン(Macs & Rumplestiltskin)に変更される。94年に『I Miss You』をリリースした。当時のメンバーは、おそらくジャケットに映る2人、クリスとサムのマッキャン兄弟(Chris McCants, Sam MaCants)であるのだが、わきを固めているのはやはりギャングスター絡みである。
現在も活動している様子で、地元ではカヴァー曲を中心にライブを精力的に行っている。いったい年齢はいくつなんだろうか…。
(2016.09.08)