1967年12月13日、テキサス州テレル生まれ。本名:エリック・モーロン・ビショップ(Eric Morlon Bishop)。生後7ヶ月に祖父母に養子として迎えられ、育てられる。3歳からピアノを習い始め、地元の教会で聖歌隊に入隊。ここで音楽のセンスを磨かれたのだろう。テレル・ハイスクールに進学するとアメリカン・フットボールの選手として活躍するが、やはり音楽を志し、サンディエゴの大学へ進学(結局中退してしまう)した。
音楽活動のために22歳でロスへ進出。当時付き合っていた彼女のすすめで、なんとコメディアンとしてステージデビューしてしまった。91年には「In Living Color」というコメディー番組にレギュラーとして出演。また、翌年には映画「Toys」し、銀幕デビュー。さらに96年には“ザ・ジェイミー・フォックス・ショー”がスタート。すっかり音楽以外の部分で人気者となってしまった。(その後の俳優としての活動はここでは記述なし)
その忙しい合間を縫ってと思われそうだが、音楽活動も行っていた。(「三束のワラジ」「音楽に対する愛情」については、bmr.jpの記事でも紹介されていた。)
94年には1st『Peep This』をリリース。しかし、今では入手困難な1枚となってしまうほど、当時は売れなかったようだ。そのかわり!?俳優業は好調。特に04年の『レイ(Ray)』に主演しオスカーを獲得。同年の『コラテラル(Collateral)』ではアカデミー賞の助演男優賞にもノミネートされるほどだった。世間的にはすっかり“俳優”扱いとなってしまい、音楽活動は片手間としか感じられなくなってしまってしまった。
そう思った矢先、2005年には11年ぶりのアルバム『Unpredictable』をリリース。そして2008年に『Intuition』、2010年に『Best Night Of My Life』と立て続けに作品を発表。ようやく本業である“音楽”活動が本格化した模様だ。
(2010.12.11)