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-2010-

◆回帰の年。またラファエルがカギを握る。

マイケル(Michael Jackson)の死を1年間引きずっていた。年末にはお蔵入りした楽曲を集めた『Michael』がリリースされ、本人が歌ってるかどうか問題なども発生。リリースそのものも賛否両論分かれた。

USでは、これといって新しいビートやカルチャーが発生したわけでもなかった。「bmr」誌(389号:2011.1)の林剛さんによると、2010年は、

回帰の年。振り返ったのが60年~00年代と幅広かった。

とのこと。そういった向きで、年末に発表されたケルズ氏(R.Kelly)の『Love Letter』には賛辞が集中した。そこで、2008年のラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)『The Way I See It』を思い出した。93年にトニーズ(Tony Toni Toné)が『Sons Of Soul』を発表。3年後に生まれるニュー・クラシック・ソウル・ブームの呼び水となったわけだが、またしてもラファエルから始まるトレンドとなるのだろうか。

その回帰という中で、最も嬉しかったのはエリック・ベネイ(Eric Benét)の完全復活。前作でももちろん充分なかたちでの帰還だったわけだが、「Sometimes I Cry」でみせたファルセットに悶絶。70年代を振り返った96年のあの雰囲気を、さらに振り返ったという趣向であり、個人的には今後へ繋がるであろう“90年代への回帰”を期待してやまない。

UKでは、ケイ・B(Kay-B)などの“トキメキ”“キラキラ”といったキーワードをもった若手が、スティーヴィー・ホワン(Stevie Hoang)ジェイ・ショーン(Jay Sean)などに続けとばかりに作品をドロップ。個人的にはなんだかポップすぎて物足りなく思えてしまった。タイオ・クルーズ(Taio Cruz)などはR&Bと呼べるとは思えないのだが…。唯一の救いは、シャーデー(Sade)が新作を出してくれたこと。“Changing Same”の素晴らしさを改めて感じた。

(2010.12.21)

-2010年の主な出来事- 
  1. 01月:ハイチでM7.0の大地震発生
  2. 02月:バンクーバー冬季オリンピック開催
  3. 05月:南九州地方で口蹄疫問題発生
  4. 05月:上海万博開催(~10月末)
  5. 05月:ipad上陸。
        電子書籍元年と呼ばれるようになる。
  6. 06月:鳩山首相退陣。
        菅直人氏が総理大臣に就任
  7. 06月:小惑星探査機「はやぶさ」帰還
  8. 06月:サッカーW杯南アフリカ大会開催。
        日本はベスト16進出。
  9. 夏季:猛暑。9月に京田辺市では39.9℃を記
        録する。
  10. 08月:チリ鉱山で落盤事故発生。作業員33人
        が地下700mに閉じ込められていたが
        10月14日に全員脱出に成功。
  11. 09月:尖閣諸島中国漁船衝突事件発生
  12. 12月:東北新幹線 八戸~新青森間開通
音楽
AKB48「ヘビーローテーション」
坂本冬美「また君に恋してる」
映画
『アバター』(2009.12公開)
ドラマ
『ゲゲゲの女房』
流行語
「AKB48」「戦場カメラマン」「ツイッター」
「整いました!」「いい質問ですね~」
訃報
テディ・ペンダーグラス(1/13)
藤田まこと(2/17)
マーヴィン・アイズレー(6/6)
梨本勝(8/21)谷啓(9/11)
ソロモン・バーク(10/10)

-2010年にリリースされた作品-

eric_benet-lost_in_time

『Lost In Time』

/ ERIC BENET

jaheim-another_round

『Another Round』

/ JAHEIM

r_kelly-love_letter

『Love Letter』

/ R.KELLY

r_kelly-epic

『Epic』

/ R.KELLY

tank-now_or_never

『Now Or Never』

/ TANK

boyz_2_men-covered

『Covered』

/ BOYZ Ⅱ MEN

lv-hustla_4_life

『Hustla 4 Life』

/ L.V.

chris_jasper-everything_i_do

『Everything I Do』

/ CHRIS JASPER

darnell kendricks smooth soul cage

『Smooth Soul Cafe』

/ DARNELL KENDRICKS

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