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JOE PUBLIC

jeff_redd

Biography

ニューヨーク州バッファロー出身。バッファローは、ニューヨークとはいえど、カナダとの国境近く、エリー湖のほとりにある都市で、リック・ジェイムス(Rick James)を輩出した街として知られている。幼なじみだった彼らはまず、ジョー・カーター(Joe “JAKE” Carter:リーダー)デライト・ワイアット(Dwight “DEW” Wyatt)ケヴィン・スコット(Kevin “KEV” Scott)の3人でバンドを結成。その後、ジョセフ・サイラス(Joseph “J.R.” Sayles)が加入し、カルテットとなった。4人組と聞くとコーラスグループを想像してしまいがち[*1]だが、彼らは全員が様々な楽器を演奏するマルチプレイヤー集団。時代背景を考えると希有な存在だったと言える。

彼らをデビューに導いたのは、スターポイント(Star Point)[*2]を手がけていたライオネル・ジョブ(Lionel Job)。バッファローの “Battle Of Tne Band”というショーを見て、声をかけたという。

彼らの名前が有名になったのは、そのデビューの前年になる1991年末である。全員がソングライトも手がけられるということが功を奏し、当時大成功を収めていたキース・スウェット(Keith Sweat)の3rd『Keep It Comin'』のタイトルトラックを担当したのである。無名の新人が作った楽曲をタイトルトラックにし、イントロ・アウトロを飾るというキースの心意気もすごいが、そこできちんと実績を残した彼らもまた素晴らしい。同曲はR&Bチャートを制している。

デビューは翌92年。シングル「Live And Learn」は、R&Bチャートで3位、ビルボードTOP40でも4位を記録する大ヒットとなり、その後リリースの1stもR&Bチャート23位を記録している。

2年後には2ndをリリース。方向性は全く変わらないが、ニュージャック・スウィングの衰退期であったことも災いし、R&Bチャート81位。アルバムのリリースはここまでとなった。

その後、実力のあるメンバーは裏方として活動を継続していた模様。リーダー格のジェイクとJ.R.は、“J.Carter”と“J. Sayles”としてタイリース(Tyrese)の作品に楽曲提供を行っている。

(2021.05.26)

[*1]当時は前年のジョデシー(Jodeci)ボーイズⅡメン(Boyz Ⅱ Men)のデビューにより、コーラスグループが勢いを増していた。セルフ・コンテインド・グループには辛い時期であった。
[*2]1980年から90年まで11枚のアルバムをリリースした6人組ファンク・グループ。詳細はJAM氏による『Chasin' the 80's Classics』のP371~参照。

Discography

『Easy Come Easy Go』

(1994)

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