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SMOOTH APPROACH

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Biography

オハイオ州クリーヴランド(Cleveland)をベースに活躍の4人組。この情報だけで即買いしてしまいそうな方も多いことだろう。その期待にしっかり応えてくれる濃厚なコーラスを聴かせてくれるグループである。

グループの核であるジェフリー“ジェフ・タイト”ロバーソン(Jefffrey“Jeff Tight”Roberson)は、9歳の頃からドラムをたたき始める。これは、双子の兄:デニスとダニー(Dennis & Donny)が所属するキャッシュ(Cash)[1]というコーラス・グループの存在があってこそ。ジョン・アダムス高(John Adams High School)を卒業後、オハイオ大学(Ohio University)に進学する。

ケリー・ウィリス(Kerry Willis)は、クリーブランドの南東、ワーレンスヴィル・ハイツ高(Warrensville Height High School)を卒業後、4年間海軍に従事。

フラノイド“ジェイディ”ディスミューク(Phlanoid“Jay Dee”Dismuke)は、クリーヴランドの約40km北東にある、アシュタビューラ(Ashtabula)出身。セント・ジョンズ・カンティアス高(St.Johns Cantius High School)[2]からケント州立大(Kent State University)を卒業。臨床検査技師として働いていた。

ローレンス“ビッグL”ハリス(Lawrence“Big L”Harris)は、クリーヴランドの南東にあるジェファーソン出身。ジェファーソン高(Jefferson High School)卒業後、クリーヴランドから西に位置するハイデルバーグ大(Heidelburg College)でヴォーカルを専攻していた。

このようにクリーヴランドを中心に南側半円から集まった4人は、スムース・アプローチ(Smooth Approach)を結成。1996年にセルフタイトル『Smooth Approach』をインディ・リリースした。スウィッチ(Switch)のカヴァ「I Wanna Be Closer」や「Never Enough」「Push ’Em Up」などの楽曲を重ねていく。

それらを集約した2nd『You Got It』のリリースは2000年1月1日。この作品からの「Everybody On The Floor」のヒットや、オージェイズ(The O’Jays)ジャネイ(Zhane)ケイシー&ジョジョ(K-Ci & Jojo)らとも共演したりと、ようやく地元以外でも名前が浸透し始めた。

軌道に乗ったように見えた彼らだったが、その後ジェフ以外の3人が脱退。新たに、アンドレ“デュヴォン”ステュアート(Andre“Du’Von”Stewart)クリス“ルレー”ロハス(Chris“leray”Roxas)ジョシュア・エヴァンス(Joshua Evans)を迎え、再スタートを切る。2002年には3rd『Fallin』、翌年には4th『One Kiss』[3]をリリースするも、波に乗り切れず。それ以降のリリースはなかった。

なお、ジェフはグループ後も裏方として活躍。地元からディープ・スリー(Deep3)らを育て挙げた。現在はバッドボーイ(Bad Boy Records)のステージ・マネージャーも務めている様子。濃密な世界観を持つクリエイターとして活躍している。

(2015.11.29)

[1]彼ら2人のほかに、ジミー・フレミング(Jimmy Fleming)が所属。「I Love Still」「I Wanna Be Loved By You」「Hot Thang」などをグリーディ・レコード(Greedy Records)に残している。

[2]Webで調べた際に、セント・ジョンズ ・カトリック高(St.Johns Catholic High School)との記載もあったが、オハイオ州ということを考えるとこちらが正しいと思われる(セント・ジョンズ ・カトリック高はカンザス州北部に所在し、クリーヴランドから1000km程度も離れている)。

[3]12曲収録。但し、3rdと楽曲がかぶっているものが半分ある。

Discography

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『Smooth Approach』

(1996)

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『Fallin』

(2002)

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『One Kiss』

(2003)

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『The Sensual
      Collection』

(2004)

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